自分が立ち上げた業界メディアの Deadline から、あろうことか追放された元編集長の敏腕ジャーナリスト、ニッキ・フィンケ女史のスクープにもとづいて、「グラビティ」(2013年)のアルフォンソ・キュアロン監督が、人気の「ハリー・ポッター」シリーズの最新作として作られるスピンオフ映画「幻の動物とその生息地」のメガホンをとるかもしれないことを、ちょうど1週間前の先週火曜日(5月20日)にお伝えしましたが…、
“「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」(2004年)を監督できたのは、私にとって、とても素晴らしい経験だった。私は「ハリポタ」の世界を愛してやまないし、原作者のJ・K・ローリングには途方もなく敬服する事しきりだ。けれど今日、いま現在、わたしは主にVFXを見ものとする映画のプロジェクトには興味をひかれないんだよ。それと言うのも、私は過去の5年間にわたって続いたVFXとの格闘から、ようやく逃れられたばかりだし、今は何と言うか、自分のパレットの絵の具を一度、きれいに洗い直したい気分なんだ…。”
…とのことで、スペインのニュース通信社 EFE の取材に応じたアルフォンソ・キュアロン監督本人が、話題にのぼった「幻の動物とその生息地」への関与を打ち消し、「アズカバンの囚人」以来、約10年ぶりに「ハリポタ」の世界を描く可能性を否定しました…!!、なお、アルフォンソ・キュアロン監督はさらに、現時点では次回作ついて、特に何も考えていない…と、どうやら、当面は「グラビティ」を完成させる過程でたまった疲れを癒やす充電期間をとるようですが、コメントの口ぶりからすれば、次回作は「天国の口、終りの楽園」(2001年)や、あるいは「リトル・プリンセス」(1995年)といった過去の作品のような、特に VFX を必要とはしないドラマ系の映画になるのかもしれませんね!!
「ハリポタ」シリーズの副読本として、原作者の J・K・ローリングが魔法生物研究者のニュートン・アルテミス・フィド・スキャマンダーの名を語って、執筆したホグワーツ魔法魔術学校の教科書を映画化する「幻の動物とその生息地」は、再来年の2016年11日18日から全米公開!!と、封切り日まで、まだ2年以上もありますから、ま、気長に進展を待つことにしましょう…!!
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