デビュー作の「クライモリ2: デッド・エンド」(2007年)が、DVDスルーながら、ホラー映画マニアに好評価されて注目を集めたジョー・リンチ監督が、「ターミネーター: サラ・コナー・クロニクルズ」や、ハメられた元刑事がコスチュームを身に着け、クライム・ファイターとして活躍するヒーロー・ドラマ「ザ・ケープ」などのテレビシリーズで、オタクのマドンナとして人気のサマー・グローを主演女優に迎えた最新作「ナイツ・オブ・バッドアスダム」(Knights of Badassdom)の写真を初公開してくれました!!、ヴァンパイア・ドラマ「トゥルーブラッド」のライアン・クワンテンが主人公のジョーを演じている本作は、コスプレでキャラクターになりきり、中世を舞台にしたRPGをリアルで行うゲーマーのイベントが、本当の悪魔と戦う修羅場と化してしまう…!!といった内容で、ジョー・リンチ監督は前作のデビュー作でも…、
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サバイバル・ゲームを題材にしていましたから、映画のスケールがアップした第2弾でも、その “ゲームの世界がリアルに…!!” という手馴れたテーマを無難にくり返し、発展させることにしたようですね!!、具体的な物語としては、恋人のベスにフラれて落ち込んだライアン・クワンテン演じるヘヴィメタ・ロッカーの主人公ジョーを元気づけるために、ルームメイトのスティーヴ・ザーン(「パーフェクト・ゲッタウェイ」2009年)と、「ナルニア国物語/第2章: カスピアン王子の角笛」(2008年)のお小さい方=ピーター・ディンクレイジが、前述のようなオタク大集合のコスプレのリアルRPGのイベントに、ジョーを誘い出すのですが、魔法使いに扮したスティーヴ・ザーンが思いがけず、中世のエロい女の悪魔サキュバスを本当に復活させてしまい、ジョーをフッた元恋人ベスの姿に宿って、現れる…!!というわけで、悪魔にされてしまう憎々しい元カノのベスを演じてるのは、グレッグ・モットーラ監督の青春映画の佳作「アドベンチャーランド」(2009年)で、ジェシー・アイゼンバーグとデートする美人のリサを演じていたマルガリータ・レヴィエヴァです。
このインディーズ映画の「ナイツ・オブ・バッドアスダム」の公開は、今年2011年中…とだけで詳細は不明につき、またDVDスルーになってしまうのかもしれませんが、サマー・グローが戦うヒロインとして登場するらしいオタク趣味に満ちた作品のようなので、要チェックとして、期待しておきましょう…!!
◆ローランド・エメリッヒ監督が製作総指揮をつとめたドイツ映画のアポカリプス・ムービー「ヘル」の動画!!
「デイ・アフター・トゥモロー」(2004年)や、「2012」(2009年)といったトンデモ・ディザスター映画で知られるカン違い巨匠のローランド・エメリッヒ監督が、地元のドイツでプロデュースを手がけた、パラマウント映画製作・配給のアポカリプス・ムービー「ヘル」(Hell)が動画を初公開したので、ご覧下さい!!
これまでにショートフィルムを手がけた経験はあるものの、長編映画は本作が初めての新人ティム・フェールバウム監督が抜擢された「ヘル」は、ローランド・エメリッヒ監督らしい終末世界が題材とされた作品ですが、特撮映像大博覧会とでもいった同監督の派手派手しい大作映画とは違い、小品の「ヘル」は地味にリアルなタッチで、人類の終わりが描かれるらしい様子が、動画からは窺えます。セリフが当然、ドイツ語なので、何を言っているのか、わかりませんが、あらすじとしては、かつては生命の源だった太陽の光が猛威を奮い、強烈な直射日光を浴びた森林は燃え上がり、大地は焼け焦げ、動物たちは自然発火で焼死し始めた…という、単に異常気象というには度を過ぎた状況の終末世界を舞台に、主人公のマリアと妹のレオニー、そして、友人のフィリップが、未だ水や食料が残されていると伝えられる山岳地域を目指して、窓にフィルムのシールドを張りめぐらしたクルマで、危険なサバイバルの旅をすることに…!!といったもので、一行は道中で出会った、優秀なメカニックのトムを旅の仲間の同乗者としますが、果たして、赤の他人のトムは信用をおける相手なのか…?!
主人公のマリアを演じているのは、ドイツ映画の傑作「4分間のピアニスト」(2006年)のハンナー・ヘルツシュプルング。「朗読者」(2008年)では、レイフ・ファインズの娘として登場し、父の少年時代のケイト・ウィンスレットとの切ない思い出話を聞く役どころでしたね。ローランド・エメリッヒ監督が仕掛け人の作品だけに、展開はベタで、大したオチも用意されていないのかもしれませんが、ちょっと興味をそそられる、このアポカリプス・ムービー「ヘル」はドイツで9月から公開!!、残念ながら、今のところ、諸外国でのリリースは未定だそうですが、パラマウント映画が出資してる作品だけに、何らかの形で観られる機会はあるのかもしれません。
◆コミックヒーロー映画「キャプテン・アメリカ : ザ・ファースト・アベンジャー」のフランス版ポスター!!
ロシア、ウクライナ、そして、韓国では、政治的な理由から、“キャプテン・アメリカ” を名乗ることができず、映画のタイトルを単に「ザ・ファースト・アベンジャー」に縮められてしまったキャップですが、フランスでは問題なく、堂々と自分の名を語ることができるようですね!!、しかし、国名を隠しても、盾といい、全身が星条旗なだけに、アメリカの象徴であることは丸わかりなのですが…。ちなみに、今月7月1日に紹介したUK発のポスターとかなり似ているフランス版のデザインですが、一見してわかるレッドスカルの不在のほか、キャップの周囲の人物も微妙にポーズが違っていたりします。見比べてみてください。ジョー・ジョンストン監督(「ジュラシック・パーク3」2001年)によるマーベルのコミックヒーロー映画の最新作「キャプテン・アメリカ : ザ・ファースト・アベンジャー」は、いよいよ来週末の7月22日から全米3D公開!!、出演者は、クリス・エヴァンス、セバスチャン・スタン、ヘイリー・アトウェル、ドミニク・クーパー、リチャード・リー・アーミテージ、スタンリー・トゥッチ、トミー・リー・ジョーンズといった人たちです。
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