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来年2012年夏に、クリス・ノーラン監督が「ザ・ダークナイト・ライズス」で完結させるバットマン・シリーズが、その翌年の2013年には、当のクリス・ノーラン監督の手で、新たに復活することになるようです…!!






ワーナー・ブラザースの代表を約12年間にわたって務めてきたアラン・ホーン氏68歳が、今週末の金曜日を持って、職を辞し、引退するのにともない、その後任となる新代表のジェフ・ロビノフ氏52歳を、ロサンゼルス・タイムズのベン・フリッツ記者が取材し、仕事に対する取り組みの考え方はもちろんのこと、人となりのプロフィールを紹介する記事を、現地では今日となる3月29日付けで発表しました。
その記事の中で、ベン・フリッツ記者が、「バットマン」と「スーパーマン」の新しい映画を来年2012年に公開するジェフ・ロビノフ氏は、その翌年の2013年には、DCコミックスのスーパーヒーローが大集合する「ジャスティス・リーグ」を封切るつもりだ…と記したことで、映画のメディアは当然、その一文に食いつき、再来年2013年に「ジャスティス・リーグ」を公開?!、マジかよ…?!といった記事を続々とアップしましたが、そのように「ジャスティス・リーグ」をマジで作るのかよ…?!と疑問が呈されてしまうのは、主に以下のふたつの理由からです。

まず第一は…、「ジャスティス・リーグ」は、「マッドマックス」シリーズや、「ベイブ」(1995年)といった作品で知られるジョージ・ミラー監督が起用され、過去に映画化を進めたものの、暗礁に乗り上げてしまい、当のジェフ・ロビノフ氏ご本人が、2008年の夏にウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで、企画を保留し、作らない…と言っていたのに加え、同年秋に、「バットマン」シリーズを現在、担当しているクリス・ノーラン監督が、ロサンゼルス・タイムズのインタビューで、“バットマンとスーパーマンが同じ世界観の中で、同時に存在することはありえない…”と発言し、その“ヒーロー映画の世界観の中には、別のヒーローや、それを描いたコミックが存在してはならない…”という考え方が、「ダークナイト」(2008年)の未曾有の大ヒットを呼び込む要因と評価されたことから、ワーナー・ブラザースと、その傘下のDCコミックスは、ヒーロー同士をクロスオーバーさせる、いわゆる“DCユニバース”は、コミックでのみ展開し、マーベルのように、生身の俳優がキャラクターを演じる実写映画では、もう目指さないものと思われていました。

そして、第二の理由は、冒頭にも記したように、再来年2013年にヒーロー大集合映画の「ジャスティス・リーグ」を公開するとなれば、その前年の2012年に一旦閉じた「バットマン」の幕をすぐにまた開かなければなりませんし、「サッカーパンチ」の女性蔑視の内容でクソ野郎だとバッシングされているザック・スナイダー監督が6月頃にクランクインを予定している新生「スーパーマン」の全米公開は2012年末なので、スーパーマンはデビューを果たすやいなや、すぐにまた「ジャスティス・リーグ」で登場することになり、スケジュールとしては、ちょっと慌ただしすぎるため、そんな駆け足のペースで、過去に頓挫した複数のヒーローを同時活躍させる難しい企画を、本当に実現できるのか?!は疑問だからです。

以上のような2点から、誰もが、2013年に「ジャスティス・リーグ」を公開するというのは、新代表就任を盛り立てるための、言わば、ご祝儀発言みたいなもので、理想を語ったにすぎないのだろう…と考えました。
なので、CIAでは、その発言があったことすら記事にしなかったのですが、そのように記事の内容の一文に疑問を投じられたロサンゼルス・タイムズが、ワーナー・ブラザースが「ジャスティス・リーグ」の2013年公開を目指しているのは、正真正銘に事実である!!!!!といった主旨の続報を報じ、ジェフ・ロビノフ氏が真剣であることを、あらためて伝えてくれました!!
その続報の記事では、「ジャスティス・リーグ」の脚本が現実にすでに書き進められていることや、昨2010年10月に CIAファンページ でお伝えした「ザ・フラッシュ」の脚本も引き続き、執筆されていること、また、先々週末に、主演のエイドリエン・パリッキーがコスチュームに身を包んだ初公開の写真を紹介したテレビ版とは別に、映画版「ワンダーウーマン」の企画も進められていること…などが紹介されているのですが、世間が最も驚いたのは、「ジャスティス・リーグ」に向けて、即座に再開が進められる新「バットマン」シリーズの製作を、クリス・ノーラン監督が引き続き、つとめることに決定したのが明らかにされたことです!!


クリス・ノーラン監督は「ザ・ダークナイト・ライズス」で、自分の「バットマン」シリーズを完結させ、以後はバットマンとは無縁となり、いずれ再開される新シリーズにも関与しないと思われていましたから、その当のクリス・ノーラン監督が、「ザ・ダークナイト・ライズス」公開直後どころか、もしかすると、すでに新「バットマン」シリーズの企画を進めている渦中にいるかもしれない…ということで、大勢がビックリしたわけですが、しかし、中には、いやいや、そんなのは驚くに値しない、旧「バットマン」シリーズのティム・バートン監督だって、ヴァル・キルマーが新たにバットマンを演じた、ジョエル・シュマッカー監督の「バットマン・フォーエヴァー」(1995年)にプロデューサーとして、名前を連ねていたじゃないか…!!と、そんなのは単に名前の威光を宣伝に利用するにしかすぎない…と考えられた方もきっと、いらっしゃることだと思います。
しかし、あらためて考えてみれば、クリス・ノーラン監督は「ザ・ダークナイト・ライズス」の準備を進めながら、同時に、ザック・スナイダー監督の新生「スーパーマン」の製作総指揮もしているのですから、このふたりは同じ世界の中には存在できない…といった、バットマンとスーパーマンの両ヒーローが、クリス・ノーラン監督の頭の中ではもう、ずっと共存していることになります…。

そして、「ジャスティス・リーグ」に向けて、そのクリス・ノーラン監督が即座に新しいバットマンを誕生させることになった…というのは、全体の事情を踏まえると、クリス・ノーラン監督は、もしかすると、これまで無理だと思っていた、ひとつの世界の中に複数のヒーローを同時に存在させる…ということについて、何かのヒントを得た可能性があるのかもしれません。それが封印された「ジャスティス・リーグ」を復活させる火種になっていたとしたなら、それはどういったアイディアなのか?!、かなり、おもしろいことになりそうなのですが、いずれにしろ、バットマンとスーパーマンの2大ヒーローをクリス・ノーラン監督が預かっている以上、「ジャスティス・リーグ」の再開は、ふって沸いたものではなく、ジェフ・ロビノフ氏とクリス・ノーラン監督との間で、DCコミックスのスーパーヒーローの映画に関して、掘り下げた話し合いが水面下で、長らく行われてきたのはまちがいないように思えます。

果たして、「ジャスティス・リーグ」は無事に進展し、2013年に映画館で観られるのか?!、そして、新しいバットマンを、誰が演じるのか?!、この件についてのさらに具体的な続報を待ちましょう…!!

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