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昨2009年暮れにリリースした新曲「ルブタン」がまったくヒットせず、これまで10年間も在籍していたソニー・ミュージック傘下のエピック・レコードからの契約解除という、歌手としての戦力外通告を、先々月の2010年2月に言い渡されてしまったジェニファー・ロペスが、バックアップ・プランとして?!、人気回復の期待を賭けていた映画が早々と、その役割を果たすことなく、戦力外になってしまいそうです…!!

ニューヨーク・マガジンのカルチャー・ブログ、Vulture がレポートしたところによれば、アメリカでは明後日となる今週末23日(金)から全米公開される、ジェニファー・ロペス主演のロマンチック・コメディ映画の最新作「バックアップ・プラン」が、オンラインに流出し、BitTorrent サイトを通じて、大量にダウンロードされてしまっているそうです…!!
テレビ局の CBS が製作し、配給する「バックアップ・プラン」が、一体、どういった経路から、ネットで公開されることになってしまったのか…?!は不明ですが、海賊版は極めて高画質の DVD クオリティだそうで、いずれかの業界関係者が流出に関わっている可能性が高そうです。また、同映画は本来、今年1月に全米公開予定だったのがキャンセルされ、今週末の4月末に変更されたので、この公開延期のタイムラグの間に製作された DVD が流出し、そこから映画が抜き取られて、ファイル共有サイトにアップロードされた可能性を疑うことができそうです。
新作映画が公開前に流出してしまった…!!という事件においては、昨2009年に“映画史上最大の海賊版事件”(実際はそうではなかった)と言われたコミックヒーロー映画「X-MEN/ウルヴァリン」の流出がありましたが、最終的に国内で約1億7,988万ドルを売りあげ、全世界で約3億7,306万ドルを稼ぐ大ヒットになった同映画は、むしろ、流出が宣伝となって功を奏し、海賊版を観た不届き者も、ちゃんと大きなスクリーンで映画を観たい…!!と考え直して、映画館に足を運んだと考えられています。


それは一重に、「X-MEN/ウルヴァリン」が大きなスクリーンで観てこそ価値のあるアクション映画だったからなわけですが、果たして、さして大きな画面で観る意味もないジェ二ファー・ロペスの平凡なラブコメのドラマ映画に、そうした効果を望むことができるでしょうか…?!
この「バックアップ・プラン」の公開前流出が、オープニング興行にどういった影響を与えるのか?!、今後、注目されることになりますが、ジェニファー・ロペスの知名度に負けて、“敗北者”になる…と目されていたワーナー・ブラザースのアクション映画「ルーザーズ」にとっては、興行ランキングで初登場第1位に向けて、少し追い風が吹いたのかもしれません。「バックアップ・プラン」の興行成績は、また今週末から週明けにかけて、最新情報をレポートします。




なお、映画の海賊版を流出させたり、それに関係して、FBIに逮捕されると、実刑の懲役刑が課せられるケースが、アメリカでは増えているので、くれぐれも、軽い気持ちで犯罪者になってしまいませんよーに…ッ!!

≪関連記事≫2009年に最も盗まれた映画は「X-MEN/ウルヴァリン」のはずが、実は「スタートレック」だっただなんて…ッ!!(09.12.27)



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