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B級ホラーファンには堪らない最高の映画が日本に上陸です!!

(CAUTION: 以下の記事には、身の毛のよだつワクワク動画などが含まれているので、苦手な方はご遠慮ください)




さて、第5回は以前、ビリーさんが紹介してくれた「処刑山/デッド卍スノウ」のレビューです。
このノルウェー発の超絶戦争ホラーコメディの傑作…、もし、ビリーさんに紹介されず見落としていたらと思うと、恐ろし過ぎてゾッとしちゃいますね。

雪山旅行満喫中の医大生8人がゾンビ化したナチスに襲撃されて、散々な目に遭う今作。全編が往年の傑作ホラーへのオマージュに満ちていて、ニヤニヤしっぱなしにさせてくれます。普通なら、ちょっと退屈してしまうようなシーンでも、キャラクターのひとりが「ブレインデッド」の名場面をプリントしたシャツを着ているだけで、ツボを刺激されて楽しめてしまうので、何とも心憎い演出を楽しめます。
中盤から本格的にゾンビが襲い始めると物語は一気に盛り上がりを見せ、今までのゾンビ映画では描かれなかったような斬新な描写の連続に抱腹絶倒すること間違いなしです。

ゾンビの腸を使った“クリフハンガー”なんて映画史上最初で最後の迷シーンと言って良いでしょう!!

初めの方こそ観客にショックや恐怖を与えていたゾンビたちも段々とギャグキャラ化していき、仮面ライダーのショッカーのような可愛らしい一面を愛嬌たっぷりに魅せてくれます。雪に埋もれて頭だけピョコンと出ているナチゾンビなんてキュートでないはずがありません!!
それに対して医大生メンバーも負けておらず、「マチェーテ」よろしくスノーモービルに機銃を装着して華麗な特攻を見せるイケメンキャラや、どう見ても最初に殺されそうなモヤシキャラがトンカチで狂喜乱舞する姿(↓)には胸が本当に熱くなりました!!





本作では役者の熱演も特筆すべき点で、守るべき女を失い、悲しみと後悔と怒りが渾然一体となった男たちの心情を役者陣が全力投球でリアルに演じていて、とても好感が持てます。顔面がゾンビの血と臓物にまみれ、鼻水を垂らしながら戦う姿には感動すら覚えました。こういった人物の感情をしっかり演出しないと、例え、どんなに派手で面白いシーンがあっても盛り上がらないのです。今作は悪ふざけでは終わらず、カタルシスを存分に楽しめる素晴らしい娯楽映画に仕上がっています。

私が観に行った映画館ではレイトショーにも関わらず満席状態で、B級ホラー愛好家らしき人たちの笑い声で場内が満たされていて、観客の一体感を存分に味わえました。これだけ爆笑の渦を巻き起こしていた映画は「デスプルーフ」のラスト以来でした!!
上映館数が限られているので、もし映画館に行けないという方はDVDが出たら、友人をたくさん家に招いて、ポップコーンでも食べながら楽しみ尽くして欲しいと思います!! by ワイルダー




この ↑↓ 「処刑山/デッド・スノウ」のDVDは、本作にふさわしい恋人たちの記念日である七夕の今夏7月7日に、キングレコードからリリースです!!


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