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「UP: カールじいさんの空飛ぶ家」(2009年)では、78歳の老人の想いを描いたピート・ドクター監督が、一気に67歳も若返って、11歳の少女と、その心の中の感情を主人公にした最新作「インサイド・アウト」の予告編を、ディズニー・ピクサーが初公開したので、早速、お楽しみください…!!、ただし、こんな映画がやって来ますよ…!!というお知らせを主な目的とした、いわゆるティーザーの先行版なので、実際の本編映像はあまり披露されておらず、予告編の大部分が、人の感情の種類を語ることを目的に、ピクサー・アニメの過去のヒット作のカットで占められています。








パパの仕事の都合で、それまで暮らしていた中西部から、西海岸のサンフランシスコに引っ越すことになった主人公の11歳の少女、ライリーちゃんが、転校生として通い始めた新しい学校になじもうとする努力や、生まれて初めての大都会の環境に適応しなければならない戸惑いなどを通して、成長していく姿を描いた…と、通り一遍に書けば、そんな映画は何ら目新しくもなく、使い古されたストーリーじゃないですか…ッ!!と、ツッコミを入れたくなる方も少なくはないかと思いますが、そこはピクサー・アニメだけに、少女の成長を、ただ当たり前に描くのではなく…、


そうした子どもを次々と襲う?!初めての出来事の連続の最中、当の子どもの心の中は、どうなっているのか?!、ハッピーなよろこびのジョイ、悲しい落ち込みのサッドネス、むかつく怒りのアンガー、不愉快なうんざりのディスガスト、そして、不安や恐れのフィアといった、人間の代表的な感情である喜怒哀楽に、シラケた気分と恐怖を追加した5種類の気持ちをキャラクター化し、ライリーちゃんの頭の中の文字通りに “ ヘッドクオーター ” を舞台に、様々な状況に直面するや、それ処理するにあたって、いったい、どの感情キャラが担当することになるのか…?!、葛藤のせめぎあいを擬人化して、物語ることになるようです…!!


しかし、この最新作「インサイド・アウト」について、フランスのアヌシー国際アニメーション映画祭で、今年2014年6月に語ったピート・ドクター監督のコメントによれば…、
“ 親として、娘の成長につき合う過程で目にしてきた、子どもの感情の起伏の激しさが下敷きになっているんだ。そうした露骨な感情の表現は、成長して、大人になる従い、徐々に見られなくなる。”
…とのことで、ピート・ドクター監督は言わば、主人公のライリーちゃんに愛娘を投影して、自分の娘の成長を描こうと思ったわけですが…、


“ ぼくは自分の娘についての映画を作っているとばかり思っていた。でも、気づくと、実際のところ、ぼくは、ぼく自身が娘の感情をどのように理解して、関係を育んできたのか、親である自分自身のことを語っていた。 ”
…と言われれば、確かに、ライリーちゃんの感情が擬人化=第三者化して描かれることからして、それらの感情のせめぎ合いは、本人の自覚の表れと言うよりは、他者の誰かの視点からの観察に他ならないわけであって…、
“ とどのつまりが、ぼくは親の視点から映画を物語り、いつの間にか、親であることの立場をテーマにしてしまったかもしれない。そして、ぼくは、この作品を作ることを通して、かつての自分が何を考え、どう行動してきたのか、自分自身の成長を振り返って、確かめることもできたように思う。 ”


…だそうですから、一見すれば、11歳の女の子が主人公で、子どもの成長を描いたアニメのように窺える「インサイド・アウト」ですが、その表面的な設定の裏側=インサイド・アウトの真骨頂は、特に親として、子どもを持つ大人に向けたメッセージが含まれているようですから、まさに親子で一緒に観て、楽しみ、後から親子で話し合うことができるような良質のファミリー・ピクチャーに仕上がることが期待できるのではないでしょうか…!!

ディズニー・ピクサー最新作のアニメ映画「インサイド・アウト」は、来年2015年6月19日から全米公開!!、冒頭にアタッチされるショート・アニメは、ココでチラと紹介した火山のラブストーリー「ラヴァ」です…!!

From the tepuis of South America to a monster-filled metropolis, Academy Award®-winning director Pete Docter has taken audiences to unique and imaginative places. In 2015, he will take us to the most extraordinary location of all – inside the mind of an 11-year-old named Riley.
Growing up can be a bumpy road, and it’s no exception for Riley, who is uprooted from her Midwest life when her father starts a new job in San Francisco. Like all of us, Riley is guided by her emotions – Joy (Amy Poehler), Fear (Bill Hader), Anger (Lewis Black), Disgust (Mindy Kaling) and Sadness (Phyllis Smith). The emotions live in Headquarters, the control center inside Riley’s mind, where they help advise her through everyday life. As Riley and her emotions struggle to adjust to a new life in San Francisco, turmoil ensues in Headquarters. Although Joy, Riley’s main and most important emotion, tries to keep things positive, the emotions conflict on how best to navigate a new city, house and school.







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