**************************************************************************************************


元ネイビーシールズの故クリス・カイルさん本人と生前、電話で一度だけ、直接に話をしたことがあるというブラッドレイ・クーパーは…、
“ 通話は、ほんの短い時間だったけれど、ぼくは彼に、ぼくがどれほど、この映画を作りたいと思っているか、真剣な気持ちを伝えたんだ。もし、ハリウッドのショービズの世界に対して、何かの疑念を抱いているなら、それはひとまず、横に置いて、ぼくを信じてほしい。ぼくは、この物語を伝えるためになら、全力を尽くして、何でも惜しみなくやると…。”
…と約束を交わすなり、その間もない直後の昨2013年2月に、テキサス州の射撃場で、あろうことか、故クリス・カイルさんが、PTSD(心的外傷後ストレス障害)からの立ち直りを支援していたイラク帰還兵によって射殺され、亡くなってしまう…とは、まさか電話口で、予想はしていなかったでしょうから、カイルさんの訃報を聞いたブラッドレイ・クーパーが受けた衝撃を思えば、彼がこの映画に託す渾身の想いの出どころをお察し頂けるのではないでしょうか…。



二日酔いコメディのバカ映画「ハングオーバー」トリロジーはさておき、デヴィッド・O・ラッセル監督とコンビを組んだ「シルバー・ライニングス・プレイブック」(2012年)と「アメリカン・ハッスル」(2013年)などの傑作映画で知られる宇宙のアライグマが、2012年に出版されるや、即座に映画化権を入手した故クリス・カイルさん(享年38歳)著の自伝「ネイビー・シールズ: 最強の狙撃手」を映画化した社会派の問題作「アメリカン・スナイパー」を製作・配給するワーナー・ブラザースが、USA Today を通じて、上 ↑ 下 ↓ の写真を初公開してくれました…!!

そもそも、メガホンをとるはずだったスティーヴン・スピルバーグ監督に代わって、戦争映画の傑作「硫黄島からの手紙」と「父親たちの星条旗」の二部作(2006年)を手がけたクリント・イーストウッド監督が、仕掛け人のブラッドレイ・クーパーの想いに応じてくれた「アメリカン・スナイパー」の前述の原作を邦訳出版する原書房の紹介によれば…、
“ 米国海軍のエリートであるシールズのメンバーとして、9.11以後の米軍のイラクでの活動において、多くの反乱兵を射殺し、数度の勲章に輝いた著者によるイラク戦争最前線の回顧録。
イラク戦争での作戦の実情と、米国内での訓練の内容などを詳述。 極限を生きた一人の兵士の迫真のドキュメント!
×     ×     ×     ×     ×     ×     ×     ×     ×     ×
イラクの反政府武装勢力は、カイルを恐れるあまり彼を「悪魔」と呼んで、その首に賞金をかけた。屋根の上や、隠れ場所から、恐ろしいほどの正確さで仲間を守ったカイルは、シールズ、海兵隊、陸軍の兵から、後世に語り継がれるほどの信望を集めた。スリル満載のこの物語は、ただひとりの男にしか語ることのできない、戦争の壮絶な目撃証言である。”
…だそうですが、USA Today の取材に応じたブラッドレイ・クーパーによれば、「アメリカン・スナイパー」は…、


“ 単に戦争映画ではなくて、あくまでも、主人公の人物像を掘り下げて、物語るドラマなんだ。 ”
…とのことで、“ 最強の狙撃手 ” と戦場で呼ばれた故クリス・カイルさんが、計4回に及んだイラクへの派遣を終え、帰国した後、国内での平凡な日常生活に再び、とけこむのに、どれほど苦労をしたのか、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩まされた日々などを、妻のタヤさんとの絆に焦点を当て、描いたそうで…、
“ 例えば、テーブルを挟んで、故人の両親や、奥さん、子どもたちと対面していると思ってみてほしい。そうした遺族の方たちが、故人への思いの丈を語ってくれるんだ…。ぼくは、彼と彼の家族のために、正しいことをしなければならないと思う。”
…と語る一方、映画の撮影の作り事のシーンで、相手が演技をするために雇われた俳優たちだとは言え、銃口を向けて、照準を合わせ、狙いを定めたアライグマは…、
“ 彼が戦場で何をしてきたのか、それが実感できた瞬間、体を駆け抜けた身震いは忘れられない… ”
…だったそうですから、やはり、任務とは言え、150名以上もの人を殺傷してきた故人を、“ 最強の狙撃手 ” などと祭り上げるのではなく、その後の人としての苦悩までをも描くことによって、戦場での悲惨な体験が、人の心に、どのような影響を与えることになるのか…?!を問題提起しながら、そうした一連の痛みをすべて、くぐり抜けて、立ち直った…という意味において、ブラッドレイ・クーパーは、故クリス・カイルさんを真のヒーローとして捉えたいようです。


名匠クリント・イーストウッド監督とブラッドレイ・クーパーがコンビを組んだ「アメリカン・スナイパー」で、どうやら、重要な役どころとなるらしい主人公の妻のタヤ役は、「G.I.ジョー: ザ・ライズ・オブ・コブラ」(2009年)の悪のヒロインのバロネスとして知られるシエナ・ミラー(↑ 写真)。その他の共演者は、「ダイ・ハード4.0」(2007年)のジェイク・マクドーマン、「テイクン2」(2012年)のルーク・グライムス、テレビシリーズ「ホームランド」のナヴィド・ネガーバンといった顔ぶれです。北米では今年末12月25日のクリスマスから限定公開で封切りの後、年が明けた2015年1月16日から全米公開の予定!!、なお、ワーナー・ブラザースは明日、この「アメリカン・スナイパー」の予告編を初公開してくれるそうなので、お楽しみに…!!







【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと!!


Search in CIA