************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


バットマン・シリーズ完結編「ザ・ダークナイト・ライズス」(2012年7月20日全米公開)を撮影中のクリスチャン・ベールがチェーンソーを振りまわし、狂気の演技を披露したカルト映画の問題作「アメリカン・サイコ」(2000年)で知られる女流監督のメアリー・ハロンが、今月末8月31日から始まる第68回ヴェネチア国際映画祭の参加に向け、最新作のヴァンパイア・ホラー「ザ・モス・ダイアリーズ」の営業プロモーション用のポスターをリリースしました…!!
テリー・ギリアム監督の「Dr.パルナサスの鏡」(2009年)に出演したモデルのリリー・コールが、ご覧のように血の雨を浴び、官能的な表情を浮かべている本作は、ノーベル賞まで与えられた有名な経済学者のローレンス・クラインの娘で、エッセイストのレイチェル・クレインが2002年に発表した同名小説を映画化したミステリアスなホラー映画です。「蛾の日記」という題名どおりに、全寮制の寄宿学校で学び、生活する少女の告白めいた日記…

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…という体裁をとった原作は、その書き手の少女の視点から、ルームメイトで親友のルーシーと、どうやら新たに部屋に加わった転校生らしい?!カリスマ的な少女アーネッサとの関係の深まりが執拗に観察され、やがて、青ざめた肌で秘密の多いアーネッサと学内の不幸な出来事とが結びつけられるにつれ、実はアーネッサはヴァンパイアらしい…といった、思春期の少女の飛躍した妄想とも現実ともつかない、読み手を混乱させる物語が描かれていくそうです。リリー・コールが演じるのはもちろん、その美しさで、語り手の少女から親友を奪い、虜にしてしまうらしいヴァンパイア?!のアーネッサ。リリー・コールに魅了されるルーシーは、デヴィッド・クローネンバーグ監督の新作「ア・デンジャラス・メソッド」と、製作中の「コズモポリス」に連続起用され、注目のサラ・ガドン。そして、日記の書き手となる少女を、名作「イン・アメリカ」(2003年)や、「スパイダーウィックの謎」(2008年)などで知られるサラ・ボルジャーが演じているようです。本格的に恐怖を追及したホラー映画ではなく、女性同士の複雑にからんだ関係をテーマに、倒錯した感情を耽美的に描いた作品のような雰囲気がする「ザ・モス・ダイアリーズ」ですが、「アメリカン・サイコ」も異常心理が主題の作品ながら、最後は暴走するなど、過激描写が随所に観られましたから、そのメアリー・ハロン監督の新作だけに、コアな映画ファンの方はひとまず要チェックの作品ではないでしょうか?!、なお、本作の公開は今のところ未定で、ヴェネチア国際映画祭での営業次第により、配給会社が決まることになると思われます。





人気ドラマシリーズデスパレートな妻たちの放送終了が正式に決定!!
世界の68の地域で、平均して1話あたり約5,160万人が視聴している人気ドラマシリーズ「デスパレートな妻たち」の放送終了が正式に決定し、アメリカでは明日となる8月7日(日)に、テレビ批評家協会が開催するプレス向けのイベントで、同番組を製作・放送するABCテレビが記者発表する運びになりました。アメリカで9月25日に初回プレミア放送が行われる予定のシーズン8で、「デスパレートな妻たち」が終了するのでは…?!と、かねてよりウワサにはあがっていたものの、正式に放送終了が決定したことにより、シーズン9をピリオドとする2013年まではドラマが継続するものとばかり思っていた製作総指揮のクリエイター、マーク・チェリーをはじめ、テリー・ハッチャー、フェリシティ・ハフマン、マーシア・クロス、エヴァ・ロンゴリアといったメインキャストは、打ち切りが約1年早まったことでショックを受け、落胆しているとのこと…。なお、マーク・チェリーは最終のシーズン8ではプロデューサーを降板し、コンサルタントという1歩引いた立場でかかわりながら、次の新しいドラマの企画開発に主に専念することになるそうです。(via: Deadline)



スーパー8の海賊版の流出元はJ・J・エイブラムス監督の親友ハワード・スターンだった!!

J・J・エイブラムス監督が今夏、封切ったばかりの謎のSF映画「スーパー8」が、映画や音楽のコンテンツを違法にダウンロードさせているサイトに登場し、その流出元が同監督の親友のラジオ・パーソナリティ、ハワード・スターンだったことで、映画業界関係者の間で物議をかもしています。(via: Deadline)

日本では1997年に公開された、ハワード・スターン自身が自分を演じたコメディ映画「プライベート・パーツ」で知られる、その毒舌タレントがどうして、「スーパー8」の海賊版の流出元と判明したかと言うと、単純な話が画面の隅に、映画を製作・配給したパラマウント映画のロゴと一緒に“H Stern”という名前が打ち込まれていたからです…。
このハワード・スターンの名前が、ウォーターマークで透かし入れられた「スーパー8」は、多忙につき、プレミア上映や、プレス向けの業務試写に足を運ぶことができない有名人や、ジャーナリストに対して、いつでも本人の好きな時に新作映画が観られるよう、映画スタジオが特別に送っているDVDが、海賊版の大元になったことを如実に示しており、つまり、原盤はパラマウント映画自身が製作したホンモノのDVDだということです。

ハワード・スターン印の「スーパー8」が海賊版として流通していることについて、ハワード・スターン自身が闇市場に売り渡した…といった、バカげた憶測をする人もいるようですが、すでに成功したセレブであるハワード・スターンが、懲役刑で長期の刑務所暮らしを強いられ、人生が終わることになる映画の違法販売に手を出すはずがなく、ましてや、所有者として自分の名前が打ち込まれた映画を、こっそり流出させても、自分が犯人とはバレないだろう…などと思うわけがありませんから、恐らくはハワード・スターンに近い人物として、彼の番組を放送する衛星ラジオ Sirius XM のスタッフか、局内に出入りしている者が、ハワード・スターンのオフィスから「スーパー8」のDVDを盗んだものと推理するのが妥当と考えられています。
よって、ハワード・スターン自身は、「スーパー8」の流出に関与はしていない無実のはずですが、管理責任は問われてしまうでしょうし、また、ハワード・スターンにとっては、自分が一家の大黒柱の父として家族から尊敬を得られるよう、彼の娘たちをヒット・ドラマの「フェリシティの青春」に特別出演させるなどしてくれた、親密な間柄のJ・J・エイブラムス監督との間に亀裂が懸念されるため、本件について、すでに捜査を始めたパラマウント映画に積極的に協力し、犯人をあぶり出す義務に駆られることになるかもしれません。
販売前の「スーパー8」のDVDが、画質の悪い盗撮ではなく、オリジナルのDVDからコピーされ、市場に出回った…というのは、パラマウント映画のみならず、映画関係業界全体にとって大きなリスクと見なすべきであり、映画スタジオ各社は、こうした関係者向けの複製物の配布について、管理の見直しをイチから迫られることになりそうです…。

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