************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


監督不在につき、製作が現在、見合わされている日本を舞台にした「ウルヴァリン」は番外編として、 “X-MEN” のタイトルが頭につきませんが、ライアン・レイノルズが主演する新作の題名を、マイク・フレミングは「X-Men オリジンズ: デッドプール」と記しています。その題名が確かであるなら、製作・配給の20世紀FOXは、全米で今夏公開する最新作「X-MEN/ファーストクラス」のような本筋にのっとった作品は、単に “X-MEN ” シリーズとし、単体のキャラクターを主人公にしたスピンオフ映画は、“X-Men オリジンズ” シリーズ、そして、番外編は完全に独立した映画として “X-MEN” をつけない…といった、3パターンの方針を考えているのかもしれませんね…!!




ヒュー・ジャックマンの当たり役の人気キャラクターを単独で主人公に起用したスピンオフ映画「X-Men オリジンズ: ウルヴァリン」(2009年)で、ライアン・レイノルズが演じたミュータント、デッドプールの原点を描く最新作「X-Men オリジンズ: デッドプール」の監督に、VFXアーティストのティム・ミラーが決定したことを、いったい、この人はいつ休んでいるのか…?!と心配になる、おなじみ業界メディア Deadline の映画記者マイク・フレミングが伝えてくれました…!!

ティム・ミラーは、その名前だけ言われても、ほとんどの方が誰なのか…?!、よくわからないと思いますが、「X-Men」シリーズの第1弾と第2弾、つまり、ブライアン・シンガー監督の作品で VFX のスタッフをつとめたほか、最近ではコミック映画の傑作「スコット・ピルグリム VS ザ・ワールド」(2010年)の VFX をつとめ、エドガー・ライト監督に助言を与えたことで知られているトップ・アーティストの方だそうです。
なので、監督としてメガホンをとるのは、「デッドプール」が初めてのデビュー作となるものの、過去にシリーズの立ち上げから関わっているわけですし、そうした実績に信頼を置かれ、20世紀FOXから指名を受けたようです。
しかし、前述の「X-Men オリジンズ: ウルヴァリン」は、シリーズをパロディしたドタバタ・ギャグ満載の底抜け大爆笑コメディ映画かよ…?!と、小バカに評価され、特にライアン・レイノルズのデッドプールが “ウェポンXI” に進化?!し、そのひと言よけいな口を封じられる件にいたっては、本当にバカバカしくて、観ていられなかったわけですが…、


さすがにそのくだらなさは20世紀FOXも重々承知しているようで、新たに作られるスピンオフ映画の「X-Men オリジンズ: デッドプール」は、「X-Men オリジンズ: ウルヴァリン」はなかったことにして、またイチからデッドプールのストーリーを語りなおす作品であることを、プロデューサーのローレン・シュラー・ドナーが、イギリスの映画マガジン エンパイアのインタビューで明らかにしています。
なので、新しいデッドプールの映画には少しは期待を持てそうなのに加え、「ゾンビランド」(2009年)の脚本家コンビ、レット・リースとポール・ワーニックによるシナリオは、R指定の大人向け映画を想定して書かれており、かなり暴力的な作品になるため、従来の「X-Men」シリーズとは相容れない、型破りなコミックヒーロー映画になる予定であることも、ローレン・シュラー・ドナーは語っています。
ただし、果たして、最終的にそうしたR指定の視聴制限によって観客層を狭めることを、20世紀FOXが了承してくれるのか?!は、過去のシリーズの全作品が PG-13 であるため、少し疑問は持たざるを得ません。


それでも、まぁ、ライアン・レイノルズがマーベル・コミックスではなくライバルのDCコミックスのスーパーヒーローに扮した、今夏全米公開の「グリーン・ランタン」が大ヒットになり、ライアン・レイノルズのスターパワーの集客力が示されれば、ウルトラ・バイオレンス映画としての「X-MEN」シリーズ最新作も実現不可能ではなくなるのかも…?!
いずれにしろ、脚本に監督がそろったことで、「X-Men オリジンズ: デッドプール」は、これからドンドンと細部を詰めていけるはずですから、さらなる展開の続報に期待しておきましょう…!!

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