************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************

アーティストのマーティン・アンシンがデザインしたクールなオルタナティブ・ポスターです!!、mondotees から、このポスターをプリントした
Tシャツが発売されています…!!
「ショーン・オブ・ザ・デッド」(2004年)と「ホット・ファズ」(2007年)という、いずれも優れた出来栄えのジャンル系コメディ映画の傑作で知られるエドガー・ライト監督が、人気コミックの映画化に取り組んだ最新作「スコット・ピルグリムVS.ザ・ワールド」は、どうやら、コミックヒーロー映画の大傑作のカルト作品「キック・アス」(2010年)の二の舞のような格好となってしまいました…!!




映画マニアから大きな支持を集めているエドガー・ライト監督が、カナダのコミック作家ブライアン・リー・オマーリーの代表作「スコット・ピルグリム」を映画化した最新作「スコット・ピルグリムVS.ザ・ワールド」を、製作・配給のユニバーサル映画が全米2818館で封切った初日興行成績は、たったの約454万ドルで、この週末3日間に売り上げられる予想のオープニング成績は、ガッカリの1,000万ドル強になってしまいそうです…。

「ニックとノラの無限大プレイリスト」(2008年)でも、インディーズ・バンドのベーシストだったマイケル“スーパー・バッド”セラが演じる主人公のインディーズ・バンドのベーシスト、スコット・ピルグリムが、デビューを賭けて、オーディションの対バン・バトルを戦っていくかたわら、新しいガールフレンドのラモーナを真の恋人にするため、それぞれ特殊な異能を備えたラモーナの7人の悪の元カレ軍団を倒していく…!!という物語を、コミックや、ゲームに特有の表現を取り込んだポップな演出でエドガー・ライト監督が描いた、ロックンロール・ロマンチック・アクション・コメディのRPG映画とも言える本作は、先月7月末に行われたサンディエゴ・コミック・コンで、ザック・スナイダー監督の超話題作「サッカーパンチ」(2011年3月公開)に並ぶ人気を集め、大ヒットが期待されていましたが、ユニバーサル映画が、その見込みに則って投資した製作費の約6,000万ドルを回収できる見込みは、この初日の結果からして、早くも薄く、利益をあげる可能性に到っては絶望的と言ってもよさそうです…。

公開前にインターネット上で大きな注目を集めすぎた映画はヒットしない…!!のジンクスは、エドガー・ライト監督も例外ではなかったようで、ハリウッド・デビューの進出は、興行的には惨敗で、完全に失敗してしまいました…。


スコット・ピルグリムVS.ザ・ワールド予告編




しかしながら、エドガー・ライト監督作品だけに、この「スコット・ピルグリムVS.ザ・ワールド」は、映画の格付けサイト RottenTomatoes では、80%の支持率を集め、新鮮映画に認定されているほか、IMDB でも10分の8★と高評価をされています。つまり、実際に観れば、おもしろいわけですが、内容と描写の見た目がオタクすぎるゆえに、狭い市場からしか注目されず、案の定、コケてしまった…といった、「キック・アス」の不発と同じパターンの失敗ですね…。

それでは、物語の軸として、スコット・ピルグリムが対決していく、悪の元カレ軍団7人衆の顔ぶれを、キャラクター・ポスターでご覧下さい…!!


第1の刺客=マシュー・パテルを演じてるのは、アメリカで今秋11月5日から限定公開される、ナオミ・ワッツとショーン・ペンが主演のダグ・リーマン監督最新作の実話を映画化したスリラー「フェア・ゲーム」に出演しているサティア・バーバー。


第2の刺客=ルーカス・リーは、マーベルのコミック・ヒーロー映画「キャプテン・アメリカ」(2011年7月全米公開)で、タイトル・ロールのキャップに抜擢されたクリス・エヴァンス。


第3の刺客=トッド・イングラムはご存知、墜落したスーパーマンこと、「スーパーマン・リターンズ」(2006年)のブランドン・ラウス。


第4の女刺客=ロクザン・“ロクシー”・リックターは、テレビシリーズ「アレステッド・ディベロプメント」で、マイケル・セラと共演していたメイ・ホイットマン。


第5、第6の刺客となる、カイルとケンの片柳兄弟は、「タッチ」(2005年)の双子、上杉達也くんと上杉和也くん。


そして、最強の第7の刺客=ギデオン・ゴードン・グレイヴズは、天才マックスこと、ウェス・アンダーソン監督作品の常連である個性派俳優のジェイソン・シュワルツマンです…!!


…といった面子が、「ダイ・ハード4.0」(2007年)の不死身のジョン・マクレーン刑事の娘として知られるメアリー・エリザベス・ウィンステッドが演じるラモーナがつきあっていた、昔の恋人たちですが、いったい、どういう男の趣味…と言うか、同性の女性も混じっているので、どんな性癖してるねん?!といった感じですね…!!
それでは最後に、「スコット・ピルグリム」ファンの The Mr blonde 2010 という18歳の方が、原作のグラフィック・ノベルのコマを使って、映画の予告編を再現した、ユニークな試みのオルタナティブ・トレイラーをお楽しみください…!!






【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと!!


Search in CIA