************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


天才クリストファー・ノーラン監督の謎のSFアクション超大作「インセプション」も、同じ筒井康隆の原作を下敷きにしているのでは…?!と、一部で言われていますが、その実際は今夏7月に映画が封切られるまでわかりません…。


昔の潜水艦は乗組員の体重移動で沈めていたのか…?!といったリアルな描写に目を見張ったドイツ映画の大傑作「U・ボート」(1981年)で国際的な映画監督に浮上し、ハリウッドの大嵐のパーフェクト・ストームを乗り切ってきたのに、豪華客船の「ポセイドン」(2006年)と共に深海に沈んでしまったウォルフガング・ペーターゼン監督が、昨2009年夏の8月から進めている復活プロジェクトの「パプリカ」について、MTVのブライアン・ワーモスに、その状況を語りました…!!
一時は大統領専用機まで飛ばす勢いだったウォルフガング・ペーターゼン監督が進めている「パプリカ」は、その題名どおりに、筒井康隆の原作を今敏監督がアニメ映画化した同名のサイコロジカルなSF作品を実写でリメイクするものです。
ウォルフガング・ペーターゼン監督によれば、その実名は語っていないものの…、

若いシナリオライターが、スッキリと細部をまとめた脚本を執筆してくれていて、それにもとづき、企画を進めている…。

…とのことで、すでにかなり詳細を詰められていることから、脚本が完成次第、プロジェクトは実現に向け、加速するだろう…と述べています。
しかし、マッドハウスが製作し、ソニー・ピクチャーズがディストリビューションした「パプリカ」を傑作と認める日本のアニメ・ファンの方々にとって気になるのは…、

オリジナルの「パプリカ」は傑作で、とても興味深いファンタスティックなアニメだった。でも、我々はそれをもう少しわかりやすく噛み砕いて、広く大衆に理解されやすい作品に作り直そうと思うんだ…。例えば、「マトリックス」のような…、


ふむふむ、「マトリックス」ねぇ…、やっぱり、そうきたか…と、ここまで読んで舌打ちされた方もいるかもしれませんが、ウォルフガング・ペーターゼン監督は…、

いやいや、「マトリックス」の内容ということではなくて、あれぐらいの映画のスケールに拡大しようという意味なんだ。つまり、大々的な規模で公開するメジャーの大作にしたい…ということなんだよ!!



セラピストの千葉敦子さんが、他人の夢の中に飛び込める装置を使い、悪夢の謎を解く夢探偵として活躍する「パプリカ」は、その物語の核が、個人の心の中を覗き込むものだっただけに、派手な描写にもかかわらず、パーソナルな印象のカルトなアニメだったわけですが、ウォルフガング・ペーターゼン監督は、それをどうやら、ハリウッド流のSFXアクション超大作に仕上げたいのかもしれません。


もしかして、ウォルフガング・ペーターゼン監督は自分の代表作であり、世界各国で万人に愛されたファンタジー映画「ネバーエンディング・ストーリー」(1984年)の再現を…といった願いを、「パプリカ」に込めているのでは…?!といった解釈もできそうな発言ですが、果たして、ギークなCIAリーダーのみなさんは、このリメイク版「パプリカ」の方向性について、どのように思われるでしょう?!
冒頭に記したレオナルド・ディカプリオVS渡辺謙さんの「インセプション」はきっと大ヒットするでしょうから、そうするとウォルフガング・ペーターゼン監督の「パプリカ」は、完成を急がされることになりそうです…!!




【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと!!


Search in CIA