************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


一昨年2008年10月30日にココで、アカデミー賞最優秀助演男優賞にノミネートされた「グラディエーター」(2000年)や、ゴールデングローブ賞の主演男優賞に選ばれたほか、オスカーでは主演男優賞候補に格上げされた「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」(2005年)などで知られるカリスマ的な名優ホアキン・フェニックスが引退して、下手なラップのMCに専念することになった…!!というビックリニュースをお届けしましたが、そんなもの誰も真に受けていないですよね…?!


その名優ホアキン・フェニックスのキャリアの盛りでの“引退劇”は、その後、妹のサマー・フェニックスが(500)日以上、結婚している義弟で舎弟のケイシー・アフレックが監督するリアリティ番組的なモッキュメンタリー映画のやらせ企画ではないか…?!といったウワサが話題にのぼっていたのですが、 The Playlist が指摘してくれた Mumbai Mirror の映画記事によれば、ダニー・ボイル監督の感動作「スラムドッグ$ミリオネア」(2008年)で、アカデミー賞最優秀録音賞を獲得したインド人のサウンド・デザイナー、レザル・ポコティーが、今週の木曜日(11日)に滞在先のニューヨークで、自らが取り組む新作映画の企画について語り、同映画にホアキン・フェニックスが主演することを明らかにしたそうです…!!、Mumbai Mirror が取材したレザル・ポコティーのコメントによれば…、

ニューヨークを舞台にした時代もの映画に取り組むことになったんだ!!
1854年のニューヨークの雑踏の音を再現するのは困難なチャレンジだけど、これに勝る幸せはない、やり甲斐を感じている。
エドガー・アラン・ポーが亡くなる数ヶ月前に体験した気味の悪い出来事を描いたダニエル・スタシャワーの原作「ビューティフル・シガー・ガール」を映画化するんだけど…、  
主演はホアキン・フェニックスだよ!!

…とのことで、この記事が出るまで、誰も知らなかった「ビューティフル・シガー・ガール」を映画化するプロジェクトに、ホアキン・フェニックスが主演し、あの江戸川コナン君…ではなくて、正しくは江戸川乱歩の名前の由来ともなった有名な作家エドガー・アラン・ポーを演じると述べています!!

それでは、この原作の「ビューティフル・シガー・ガール」とは、どういった本なのか?!というと、昨日から日本でも、ロバート・ダウニー・Jrが主演の新作映画が公開された名探偵「シャーロック・ホームズ」の原作者サー・アーサー・コナン・ドイルと、彼が生み出した登場人物らの生涯を著わした評伝「コナン・ドイル伝」(東洋書林)や、ホームズのパスティーシュ小説「ロンドンの超能力男」 (扶桑社) 、また、同様の短編小説を集めた「シャーロック・ホームズ/ベイカー街の殺人」(原書房)の編者などとして知られ、シャーロッキアンの間では、とても有名であるほか、エドガー・アラン・ポーの研究者でもある作家ダニエル・スタシャワーが2006年に出版したもので、ミステリー史上初めて、エドガー・アラン・ポーが“密室”を発明し、テーマにしたとされている「モルグ街の殺人」で活躍した名探偵の元祖C・オーギュスト・デュパンが挑んだ別の事件「マリー・ロジェの謎」のモデルとなった、1841年に無惨に暴行殺害され、その亡骸をハドソン川に遺棄された20歳の女性メアリー・ロジャースの事件が発生した当時のすさんだ社会の様子と、同様に順調ではなかったポーの日常を描いた実録風小説のようです。
亡くなったメアリー・ロジャースは、その当時のニューヨークで有名だったアンダーソン煙草店に勤めていたので、本の題名が「ビューティフル・シガー・ガール」となっているわけですが、そこにはメアリーが別の顔として娼婦でもあった…という、当時が独身の若い女性にとって生きていくことが困難であった時代背景を物語っているようです。
そのメアリー・ロジャースの死の真相としては、娼婦としての生業の結果だったのか?!、妊娠してしまった彼女が中絶を試みようと、アンダーグラウンドで受けた堕胎手術が失敗し、亡くなってしまったため、死体が川に投げ捨てられた…といった説が主に伝えられています。




どうやら、ホアキン・フェニックスのエドガー・アラン・ポーが、その煙草店の女性従業員の夜の顔を暴き、当時のニューヨークの裏社会に足を踏み込んでいく…といったような映画になりそうで、ブライアン・デ・パルマ監督が1940年代を舞台に、女優志望の女性の殺人事件に題材を求め、その頃の社会の影の側面を描いた「ブラック・ダリア」(2006年)に近いような作品になりそうなイメージもありますが、この「ビューティフル・シガー・ガール」のプロジェクトが、具体的に誰がプロデューサーをつとめ、監督は誰で、どのスタジオ、あるいはプロダクションが製作に関わっているのか?!は、今のところ、その詳細がつかめていません。
しかしながら、レザル・ポコティーが音作りとして難しい取り組みと述べているように、その準備に時間を要するであろうことを踏まえると、脚本の完成を急ぐのと同時進行でプロジェクトが進められている可能性は充分にあるので、今後、ホアキン・フェニックスの俳優カムバック第1作めとして、「ビューティフル・シガー・ガール」のニュースが映画メディアはもとより、ゴシップ・メディアのヘッドラインをにぎわせることになるのかもしれません。なので、頭の片隅に、このスクープをとどめておきましょう…!!




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